パーティーレポート

祝福してくれたすべての人に感謝を

新郎:R様 新婦:K様
挙式:チャペル
披露宴:平安の間 【Yukari】
参列人数:120名

趣向を凝らしたゴージャスな披露宴に、
参列した方々も大満足。
「ゲストの方々へ感謝の気持ちを伝えたい」
そんな新郎新婦の想いは、間違いなくみなさんの心に届いたようです。

 

結婚式の準備は役割を分担して計画的に

新郎はビジネスマン。かたや新婦のご職業は看護師。シフト制勤務のため、土日に休めないことも多々あります。
「彼女が仕事を休める土日を選んで、衣装決めや式場との打ち合わせをおこないました」と新郎が結婚式の準備の日々を思い起こします。
「私の仕事は夜勤があって、一睡もせずに打ち合わせに臨んだことも何度かありました。判断力が欠けた状態で、大きな金額のことを決めようとしていたのは、いま思うと危険でしたよね」そう言って新婦は笑います。

そんな事情もあったため、式の1年以上前に式場を決めてからは、計画的に準備を進めることに。お二人が会える日に、なにを決めなければいけないのかを明確にしつつ、並行してそれぞれでできる準備を進めました。
その甲斐あって、さほどあわてることもなく式当日を迎えるかと思いきや、ギリギリまで引っ張ってしまったことがありました。それは、ゲストのみなさんにお渡しするメッセージカードの作成です。
「参列いただいた120名の方々お一人、お一人に、心を込めてメッセージを書いたのですが、思いのほか時間がかかって、結局、式前日の夜10時までかかってしまいました」新婦は「大変だった」とその夜のことを思い出していましたが、その表情は満足そうです。
「カードを読んだ友人から、たくさんメッセージを書いてくれててうれしかったという言葉をもらったんです。一生懸命、想いを込めて書いて、本当によかったです」

新郎新婦の好きなものが詰まった披露宴

もちろん、新郎新婦のゲストへの想いは、メッセージカードにとどまりません。ゲストに満足していただくためなら、できることはなんでもやると心に誓っていたお二人。用意したイベントも盛りだくさんでした。
新郎がブライダルフェアでの体験をきっかけに取り入れたのは、ランタンの打ち上げサービス。
「比較的、新しいサービスだとフェアの際に聞いたんです。よそであまりやっていないことをやってゲストのみなさんを楽しませたいと思って」
新郎の期待通り、オレンジ色の灯火に包まれた会場からは感嘆の声が上がりました。「こんな体験は初めてだった」と喜ぶ声もたくさん届いたそうです。

一方、新婦が力を入れたのはプロジェクションマッピングです。新婦が大好きな音楽グループ、AAAのナンバーをバックに、めくるめくような映像が映し出されました。
「音響の方に、ライブ感を出してほしいとお願いしました。ライブコンサート会場みたいなイメージで、みんなが盛り上がれるようなプロジェクションマッピングにしたかったんです」

新婦が好きなものと言えば、ほかにもあります。それはピンク色のかわいいキャラクター、カービィです。ウェディング・ケーキをよく見ると、そのトップにもカービィの勇姿が! 
お色直し後の新婦のドレスの色を当てるクイズ大会も実施しましたが、その投票箱にもカービィがあしらわれていました。ちなみに、この投票箱とカービィのドレスは新郎の手作りだそうです。
お二人らしい遊び心とゲストへの感謝の気持ちが随所に感じられる宴になりましたね。

家族の絆も再確認した一日

ケーキカットのときにシャボン玉が舞うなど、これでもかと繰り出されるゴージャスな演出の数々に会場は大いに沸きました。そして、披露宴をお楽しみいただいたゲストのみなさんは、御両家の家族の絆の強さも感じたのではないでしょうか。
新婦のお色直しの際、新婦の弟さんと妹さんが高砂まで新婦を迎えに行きました。その後、3人が向かったのは、お祖父さまとお祖母さまのテーブル。お祖父さま、お祖母さまにサプライズでエスコートをお願いしたところ、二つ返事で引き受けていただけました。そして、若い3人で歳を重ねたお二人をいたわりながら、5人で式場を歩いて行きました。
「祖父母が元気で式に参加してくれたことに、感謝の気持ちを示したかったんです。祖母は膝が悪いので、長い距離を歩かなくていいように、私たちが祖父母を迎えに行くという形にしました」
新婦と手をつないでゆっくりと歩いて行くお祖父さまの表情は、とても誇らしげ。その光景に、ゲストのみなさんも思わず笑顔に。

また、ケーキカット後のサンクス・バイトではこんな場面も見られました。感謝の気持ちを込めて、ケーキをご両親に食べていただくはずが、新郎のお母さまが、新郎がお子さんのころみたいにケーキを食べさせたいとおっしゃったのです。結局、新郎新婦それぞれのお母さまが、新郎新婦の口にケーキを運びました。
ケーキを頬張った新郎新婦とともに、会場にいたゲストのみなさんも、お母さま方の愛情に触れて心があたたかくなったことでしょう。

一生に一度だから悔いのないように

「いままで参列した結婚式のなかで一番豪華で素敵だったって、いろいろな方に言っていただいて、本当にうれしかったですね。私たちが大好きなみんなが、私たちのために、いろんな事情があっても集まってくれて、感謝の気持ちでいっぱいになりましたし、それはいままで味わったことのない気持ちでした」
そう語る新婦は、式の後、"ウェディング・ロス"状態に陥ってしまったそうです。「1年と少しの間、休みの日は式の準備に当てていたので、式が終わったら、休みの日になにをすればいいのか、途方にくれてしまって(笑)」と教えてくれました。

新郎は「式は本当に楽しくて、一瞬に感じました」と記念すべき一日を振り返ります。
「ブライダル・フェアで体験した演出で、これはやりたいと思ったことは全部やれたので、心残りはありません。イベントを詰め込みすぎて、予定時間を超過したかもしれませんが(笑)。ホテルオークラ福岡のスタッフの方がきちんと対応してくださったので、助かりました」と当ホテルのスタッフへもねぎらいのお言葉をいただきました。
「ウェディング・プランナーの方は、些細なことでも気づいてくださるし、悩みや不安に思っていることを話したら、本当に親身になって聞いてくださって、共感してくれる。本当に心強かったです」と新婦。

いろいろな人への感謝の気持ちを最後まで忘れないお二人。これからは、お互いに対する感謝の気持ちを胸に、あたたかい家庭を築いていくことでしょう。末長くお幸せに!